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新潟県阿賀町 サル被害対策:ANIMAL MAP導入例-2

2019年11月18日

住民全員で追い払い

新潟県阿賀町では、サル被害対策のため、町内のサル群れにGPS首輪GLT-02を順次装着し、追跡用のANIMAL MAP自動受信基地局AM-01の配備を進めています。当社サーキットデザインの動物位置情報システムANIMAL MAPを活用し、地域住民一丸となって追い払いなど対策を行っています。

引用元:阿賀町農林課配布資料

役場は調査メインから、情報提供·対策実行へ

阿賀町役場では、サルの群れごとに従来型のビーコン発信器を装着し、個体数、行動域などの生息状況調査や、農作物への被害調査が行われていましたが、テレメトリー調査には多くの時間と労力が必要なことが課題でした。さらに、事前にサルの居場所がわからず効果的な追い払いも行えていませんでした。

しかし、ANIMAL MAPを導入することで、調査に行かなくてもリアルタイムにサルの居場所がわかるので、役場職員の調査などの負担軽減につながると同時に、地域住民に情報提供することで、役場職員だけでなく地域全体で対策が行えるようになりました。

サルにGPS首輪GLT-02を装着しています。

基地局設置イメージ:積雪地仕様で冬でも安心

阿賀町では、公共の建物の屋上などにANIMAL MAP基地局AM-01を設置しています。阿賀町は、豪雪地帯で冬になると雪が多く日照時間も短くなることから、ソーラーパネルとバッテリーを増設し、アンテナ高さをかさ増しした積雪地仕様にカスタマイズしております。

 

強風対策が必要な場合は転倒防止のために、ステーを張り固定することが可能です。

 

①GPS首輪発信器は、設定次第で好きな時間の位置情報を自動的に取得します

②GPS首輪発信器が位置情報を取得するたびに、基地局はデータを自動的に受信します

③受信できたデータは携帯電話回線ですぐ自動的に更新します

④どこにいても最新の位置情報を見ることができます

このように、今まで現地に行かないと分からなかったサル群れの位置を、自動受信基地局AM-01を設置することで広範囲を無人で監視することができます。

住民たちが自発的に対策実行·効果検証できる

阿賀町では、地域住民がANIMAL MAPで、自由にスマートフォンやパソコンでサルの位置情報を見ることができ、現地へ行くことなく、だれでも最新のサルの位置情報や行動を知ることができます。自分たちの近くにサルがいると分かれば、すぐ追い払いなどの対策を行え、サルが近づかなくなったこともANIMAL MAPから確認できるので、対策の効果も確認することができます。

スマートフォンやパソコンに標準でインストールされているWebブラウザ(ホームページを見るためのアプリ)で、かんたんに動物の位置情報が確認できます。

ANIMAL MAP表示画面イメージ。スマートフォンで容易にサルの位置を確認できます。

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