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神奈川県 サル被害対策:ANIMAL MAP導入例-5

2019年11月20日

神奈川県サル生息地域の全域に導入予定

神奈川県様では、サル被害対策のため、県内のサル群れにサル用GPS首輪発信器GLT-02を順次装着し、追跡用のANIMAL MAP自動受信基地局AM-01の配備を進めています。当社サーキットデザインの動物位置情報システムANIMAL MAPを活用し、計画的な被害対策などを行っています。

地域個体群の安定的な維持を図りつつ、サルと人との棲み分けを図る

神奈川県様では、「群れごとに計画的な追い上げや個体数調整を行うとともに、併せて被害防除対策や生息環境整備を進めることにより、地域個体群の安定的な維持を図りつつ、サルと人との棲み分けを図る」ために、弊社の動物位置情報システムANIMAL MAP及びサル用GPS首輪発信器GLT-02を、試行期間を経て、2017年度から本格導入していらっしゃいます。

GPS首輪の導入により調査労力の軽減を図る

以前より、神奈川県様では、サルの群れごとに従来型のビーコン発信器を装着し、個体数、行動域などの生息状況調査を行われていましたが、テレメトリー調査には多くの時間と労力が必要なことが課題でした。

GPS首輪発信器を装着することで、労力の軽減が図られるとともに、これまで調査できなかった時間帯や場所でのサルの位置情報が得られ、行動パターンの詳細な分析が可能となりました。

また、状況の確認をスマートフォンなどで行えるため、情報の共有が図られ、捕獲や追い払いへの活用も期待されるという理由から、ビーコン発信器によるテレメトリー調査から動物位置情報システムANIMAL MAPへの切り替えを進められています。

 

基地局設置イメージ

 

①GPS首輪発信器は、設定次第で好きな時間の位置情報を自動的に取得します

②GPS首輪発信器が位置情報を取得するたびに、基地局はデータを自動的に受信します

③受信できたデータは携帯電話回線ですぐ自動的に更新します

④どこにいても最新の位置情報を見ることができます

このように、今まで現地に行かないと分からなかったサル群れの位置情報を、自動受信基地局AM-01を設置することで自動的に収集することができます。

現地へ調査に行く回数を大幅に削減

神奈川県様ではGPS首輪発信器と併せて、自動受信基地局AM-01を導入されています。GPS首輪からの位置情報を自動受信基地局で定期的に受信することで、最新のサルの位置情報を調べることができます。さらに、現地へ調査に行く回数を最低限に減らせ、大幅な労力の削減につながっています。

写真引用元:神奈川県かながわ鳥獣被害対策センター様ホームページより

 

神奈川県かながわ鳥獣被害対策支援センター様のホームページ

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/t4i/faq/p1123073.html

 

 

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